木坂氏の教え「時代は『螺旋状』に繰り返しながら発展していく」

僕が木坂健宣氏に対して「この人は変態的にスゲーなぁ…」と思うことはいくつかあって、そのうちの1つに

『時代を読む力』

とでも言うものがあります。

それは『占い』みたいな、ボンヤリした話ではなく、「今の時代の雰囲気」と「歴史が辿ってきた傾向」を照らし合わせて

「これからの時代はこうなっていく可能性が高いだろう」

といった具体的なもので、ある意味論理的に導かれるようなものです。その精度が半端なくて、タイムマシンに乗って未来でも見てきたんすか?と思ってしまうことしばしば…。

その「時代を読んだ」一例としては、『コミュニティ』について。

今でこそ「コミュニティが大事なんだ」とか「これからはコミュニティ化の時代だ」みたいな事を色々な所で聞くようになりました。

ただ、この「コミュニティ」っていう言葉すらほとんどの人が知らなかった5年以上前、木坂氏が行った『Stay Goldセミナー』というものがあります。

このセミナーのメインテーマが「いかにコミュニティを作って、リーダーとしてメンバーを理想世界に導いていくか」という内容でした。

まさに、今、色々な人が語り出していること。

それを「コミュニティ」といった概念すらほとんどなかった5年以上前に、その作り方、さらには「そのコミュニティのリーダーとは?」みたいな突っ込んだ話までしています。

だから、今のインフルエンサーみたいな人らが、ドヤ顔で「これからはコミュニティの時代でね〜」みたいな話をしているのを見聞きすると

「そんなの5年以上前から木坂健宣が言ってらぁ!!」

と、思ってしまったり。

・・・と、前置きはこのくらいにして、じゃあどうやって木坂氏は時代を読んでいるのか?

その『時代の読み方』のカラクリを木坂氏本人が、過去のセミナーや音声でこんな風に解説してくれています。

木坂氏
時代は螺旋状に繰り返し、発展するものだ!

これだけ言われても「・・・は?」だと思うので、ちょっと詳しく解説します。

基本的には時代は繰り返す、という前提があります。

振り子のように、右に振れたら、その反動で次は左に振れて、その後また右に・・・みたいな。

ただ、ここで重要なのが木坂氏は「振り子」ではなく「螺旋状に」時代が発展する、と言っています。

つまり、振り子のように同じ場所を行ったり来たりするのではなく、

螺旋のように同じ傾向の道を辿りつつ、上へ上へと発展していく

ということです。

例えば、「振り子のように時代が繰り返す」といった場合、次の図のように(下手くそな絵ですいません…)、A地点からB地点に振れて、次のC地点は元のA地点と同じ場所に戻ってきます。

これが一般的に言われる「歴史は繰り返す」というもの。

ただ、これだと2次元的であり、実際の歴史を見るとそうじゃなくてもっと3次元的だろう、というのが木坂氏の言い分です。

つまり、同じ地点に戻ってきているように見えて、横から見たら上へ向かっていて、3次元的には一段高い地点に発展しているだろう、ということです。

これが「螺旋状に発展」という意味です。

ちょっと抽象的なので、少し具体化してみます。

例えば、『ダイエット』を例にとって説明すると、昔『朝バナナダイエット』って流行りましたよね?

あれっていうのは、「とにかく楽して痩せたい!」っていうニーズに対して、「ただバナナを食べていれば痩せますよ」っていうコンセプトが受けてブームとなりました。

そこをさっきの絵のA地点とします。

その後、朝バナナでは痩せないと気づいたのか、バナナに皆んな飽きたのかは分かりませんが、ブームは終わります。

そして、「楽して痩せたい!」っていう流れの反動として、「やっぱり痩せるには運動でしょ!」っていう流れがきます。

そこで流行ったのが『ビリーズ・ブートキャンプ』みたいな、ゴリゴリに運動して痩せるダイエット方法でした。

これが、A地点の反対側のB地点となります。

で、その後、またビリー隊長についていけなかった人々は「やっぱり、もう少し楽な方法が・・・」という反動によって新たなブームが起こります。

それがC地点となる『糖質制限ダイエット』です。

これは、一見すると「運動せずに痩せる」といった意味では『朝バナナダイエット』と同じに見えますが、「ただバナナを食べるだけ」といったものから、「糖質を我慢する」っていう、ある意味一段高いところへ発展していると言えます。

重要なのが、A地点を全く無視しているわけではなく、

A地点の考えを踏まえて乗り越えている

っていうところです。

A地点からB地点に行った時に、A地点の良かったものが置き忘れられていて、それがC地点として戻ってききた時に、A地点の良かったところがリバイバルしている、っていうイメージです。

今回の具体例で示したダイエットについては、分かりやすい様に僕が適当に(都合よく)解釈して説明しているので実際とはズレがあると思いますが、要するに『朝バナナダイエット』の良かった所が、何かしらのカタチで『糖質制限ダイエット』の中に含まれてリバイバルしている、っていうことです。

こうやって考えていくと、「じゃあ、糖質制限ダイエットの次に流行るダイエットは・・・」っていうのが、何となく見えてくると思います。

これが木坂氏のいう「時代の読み方」です。

時代が読めれば、今後生きていくのがきっと楽になるはずですので、このスキルは身につけていきたいですね〜。僕も実践としてはできてないので…。

ということで、何かの参考になれば。

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2 件のコメント

  • 15年以上前に田嶋陽子が言ってたこととほとんど同じだね

  • まままさん

    へー教えて頂いてありがとうございます。
    田嶋陽子もたまにはまともなコト言うんですね〜。

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