「ブログで何かを伝えたい!」とか「ブログで稼ぎたい!」と思っているとしたら、文章力(ライティングテクニック)というのがある程度必要となってきます。
「論理的になに言ってるか分からない・・・」とか「言ってることは分かるけど、この人からは商品を書いたくない・・・」ってなったら、せっかく文章を書いても意味がないですよね。
ということで今回は、僕がブログを書くときに特に意識している
「ブログ記事で伝えることは1つだけに絞る」
ということについてお伝えします。
サラリーマンの生活で考えてみると…
色々なブログを読んでいると、伝えたいことが多すぎて、結局何を言いたいのか分からない…っていう文章が多いです。
例えば、会社での仕事で上司からこんな指示をされたらどうでしょう。
「伊藤くん、とりあえずこの報告書まとめて。・・・あ、その前に明日のプレゼン資料やって。・・・・いや、その前に代わりに打ち合わせ行ってくれない?」
さすがに、ここまでヒドい上司はいないかもしれませんが(笑)、これに近い指示をしてくる上司の下で働いたことはあります。
結局、何をやればいいのか混乱しますよね?
多分、口では「了解しました!」とか言いながら、心の中では「やれやれ…」と思っているはずです(サラリーマンの辛いところ)。
これは文章でも同じで、「アレもコレもソレも・・・」と色々書いてしまうと、ブログであれば訪問者はブログを閉じますし、紙の広告であれば破ってゴミ箱行きです。
混乱した”脳”は「No」という
これはダジャレではなく、コピーライティングの世界では基本的な考え方として重要視されています。
これは脳科学的にも証明されていることで、要するに、
人間は一度に色々と言われると、脳みそが混乱して情報を遮断する
ということです。
そして思考を停止して、全てを拒否する、ということです。
だから、混乱すると無意識的に拒否をするという意味で「混乱した”脳”は「No」という」と言われているんですね。
ワンメッセージ・ワンアウトカム
だから、会話にせよ文章にせよ、相手に何かを伝えたい場合には必ず意識するべきことがあります。
それが「ワンメッセージ・ワンアウトカム」という考え方です。
つまり、文章内は「ひとつの伝えるべきメッセージ」と、「ひとつの出口」のみを用意する、ということです。
「ひとつのメッセージ(ワンメッセージ)」とは?
「ひとつのメッセージ」とは、文章内で伝えたいことはひとつしか言わないということです。
例えばゴルフ用品を販売する場合、「このドライバーを使えば飛距離が50%伸びます」というメインのメッセージがあるのであれば、それ以外の余計なことは言わないということです。
もちろん、それに関係する開発秘話だったりとか、商品にかける思いなどは必要です。
ただ、そこから「実はこのドライバー、スライスもしないんですよ」とかは言わないっていうことです。
読者にとったら、「結局このドライバーの魅力ってなんだ?」って混乱してしまうので、こちらが最も伝えたいことが伝わりにくくなってしまいます。
「ひとつの出口(ワンアウトカム)」とは?
次に「ひとつの出口」についての説明です。
これは、「最終的に読者に何をして欲しいのかを明確にして、それをひとつだけ提示する」ということです。
例えば、先ほどのゴルフ用品の販売サイトの場合、最終的には読者になにをして欲しいのかを考えます。
- ドライバーの購入ボタンを押して欲しいのか?
- お店のメルマガへ登録して欲しいのか?
- お店のブログへのリンクをクリックして欲しいのか?
これらから、本当にこちらがして欲しいことをひとつだけを提示します。
「ドライバーの購入はこちら、メルマガ登録はあちら、ブログをそちら・・・」と全てを入れてしまうと、これも読者を混乱させる要因となりますのでやってはいけません。
まとめ:読者を混乱させないために
ということで、今回は「読者を混乱させずに読み進めるための方法」について解説してきました。
アレコレ提示されたり指示されたりすると、誰でも混乱しますので欲張らずに「ワンメッセージ・ワンアウトカム」を意識して文章を書きましょう。
そうすれば、伝わるブログ記事が書けると思いますので、参考にしてみてください。
では。
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