「せっかくならコロナの自粛期間にとことん家で楽しんでやろう」とウッドクラフト(木工作)をやりだしました。
ウッドクラフトのなかでも、生木、つまり切りたての気を使うものを『グリーン・ウッド・ワーク(Green Wood Work)』というのですが、幸いにもうちは薪ストーブ用に乾燥待ちの生木がたくさんあります。
ということで、その生木を使って
『無骨すぎる木槌』
を作ってみました。
なぜ木槌かというと、薪割りの時やテントを貼る時のペグダウン用にちょうどいいハンマーがなかったのと、単純に『無骨な木槌』が欲しかったっていうだけです。
ということで、さっそく庭の薪棚をさばくっていると、見つけました。丁度いい感じにフシが付いていて、硬そうな、乾燥前の生木が。
正直、なんの木かは全く分かりませんが、とりあえずこいつを使って『無骨すぎる木槌』を作っていきます。
まず、ノコギリで持ち手(グリップ)の境界線に切り込みを入れていきます。
大体、グルっと外周に深さ1センチくらいの切れ込みを入れてやって、その境界線に沿って手斧で削っていきます。
ちなみに使っているノコギリは『Sillky ゴムボーイ240』で、手斧は『ハスクバーナ 38cm』です。
ざっくりと境界線に向かって削ったらこんな感じになります。
あとはひたすら、このグリップになる部分を丁度いい持ちやすい太さまで削っていきます。
ちなみにこの木、なんの木か分からないくせに(?)、やっったらと硬くて手斧でも削るのにかなり苦戦しました(僕が手斧の扱いに慣れていないっていうのもありますが)。
向きを変えて、エッチらホッチら削っていきます。
でも、こうやってひたすら木を削っていくっていうのって、結構無心になれて、日頃のストレスを忘れられる気がするのでイイですね。
嫌いない上司を思い浮かべて、そいつの腕を削るかのごとく削るのもストレス解消になるかもしれませんね(その時点で無心ではないですが)。
それに、自分がイメージしていた形に段々と近づいていくと、なんか嬉しい。
そんなことを思いながら削っていくと、こんないい感じに仕上がってきました。
グリップの太さはいい感じになったので、あとは手斧からナイフに切り替えて、グリップを仕上げていきます。
こんな感じでなめらかな仕上がりに。
ということで、これでグリップが完成。
・・・というか、この状態で
『無骨すぎる木槌』の完成!!
そう、これで完成というのが『無骨すぎる木槌』たる所以です。
重量的には1.6kgくらいなのですが、なんだかそれ以上にズッシリとくる重量感がたまりません。
木の皮やフシもそのまんま残してあるので、『無骨すぎる』という名に恥じないできになりました(というか、これ以上作業する気力も体力もなくなったから、『無骨』という言葉に甘えてこれで完成にした、っていうコトでは決してないです。決して…)。
とうことで、狙い通り(?)『無骨すぎる木槌』が完成したんですが、作業している内容とか、実際にこの木槌を使っている様子などはゴリログのYouTubeチャンネルにアップしましたので、そちらもご覧いただければ。
これからも、『無骨』という言葉に甘えつつ、好き勝手にグリーン・ウッド・ワーク(ウッドクラフト)を楽しんでいきたいと思います。
次は『無骨すぎるスプーン』とか作りたいな。
また作ったらこのブログやYouTubeでもお伝えします。
では。
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