言霊

「言霊(こどだま)」は、要するに「言葉には魂が宿る」と考える古来からの概念です。

一般的には「怪しい」「スピリチュアルだ」って思われているかもしれませんが、わたしは言霊はあると思っています。別にスピリチュアル系に寄っているわけでは全然ないし、どちらかというと現実主義的な方だとは思いますが。

例えば、「死ね」という言葉を、ネガティブな感情を込めて誰かにブツけたとします。そうすると、言われた相手が本当に死ぬかどうかは分かりませんが、少なくともマイナスのエネルギーを受け取ることは間違いないですよね。

反対に、「愛してる」という言葉を、ポジティブな感情を込めて誰かに発すると、プラスのエネルギーがいくはずです。少なくともマイナスのエネルギーにはならない。

なので、子ども達がケンカをしているときに「死ね」とか「ウザい」「キモい」というような言葉を使ったら、結構キツめに叱るようにしています。

それは、もちろん相手に対してマイナスのエネルギーを与えてしまうことを懸念しているのですが、それとともに言った本人にもマイナスになると考えるからです。

もちろん言葉って、使う時の文脈に依って意味あい変わるので、一概に叱ることはありません。例えば、「バカだなぁ」っていう言葉は、使う文脈で大きく意味が変わるし、言霊としてのエネルギーも変わる気がします。

ただ、「死ね」「キモい」「ウザい」っていう言葉たちは、文脈に依らずにマイナスの言霊になる気がするので、耳にした瞬間に指摘するようにしています。

自分が子どもの頃には使ってしまっていたとは思うのですが、自分の子ども達には、丁寧に言葉を扱ってほしいし、その延長線上に相手を敬う気持ちとか尊重の気持ちがあると思うんですよね。

そのためにも、わたし自身も日々、発する「言葉」や「言霊」には気をつけていきたい。結局、親のマネをして子どもは育ちますからね。

そんなことを思った土曜の夜でした。

では。

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