こんにちは、ゴリログ(@GoriLog)です。
僕はニンニクが大好きです。
突然どした、と思われるかもしれませんが好きなんです、ニンニクが。
どのくらい好きかというと、ニンニク料理をした後って爪の間から“ニンニク臭”が漂うじゃないですか。
あの臭いが
「喜ばしい」
と思うくらいです(変態なのかも)。
そんな僕なので、売られているニンニクの価格には敏感です。
で、最近(と僕が思ってるだけかもしれませんが)スーパーで
スペイン産のニンニク
をよく見かけませんか?
このスペイン人らしきお兄さんの写真が載ったヤツです。
これって味もソコソコだし、価格も国産より安いのでかなり助かってるんですよね。
確かこの1株で130円くらいだったと思います。
国産(青森産)のやつだと、同じくらいの大きさでも300円とかするので、大分お値打ちです。
ただ、値段だけで言ったら中国産が圧勝じゃないですか。同じ130円でも、下手すりゃ3株くらい買えますよね。
ただ、僕は中国産のニンニクを買ったことがありません。
これ何でだろう?ってふと自分でも疑問に思ったんで今回記事にしてみます。
まずは、
国産vs中国産
です。
前まではこの2択だったのですが、全く迷うことなく国産を選んでました。
国産圧勝。
これは安全性の観点から「中国産はヤバそう」っていうイメージからの選択なので、何となく説明がつきます。
多少高くても中国産よりは・・・っていうことですね。
ただ、
国産vsスペイン産
になって判断が一変したんですね。
この場合は、ほとんど何の迷いもなく「国産より安いから」って言う理由でスペイン産を選んでいます。
でも、よくよく考えると
スペイン産ニンニクが安全かどうかなんて知らない
んですよね。
なんなら中国産ニンニクがどのくらい危険かも知らないし…笑
それでも何となく「スペイン産なら大丈夫だろう」って判断して買っているっていうのは、ある意味不思議ですよね。
これって、何かしらの「心理的なバイアス」が働いているんだと思うんですよ。
「心理的なバイアス」っていうのは、ちょっと前に流行っていた行動経済学での説明でよく使われる概念なのですが、簡単に言うと
何かしらの無意識の働きによって判断が歪められること
です。
バイアスにも色々な種類があるのですが、今回僕が中国産ニンニクを嫌がって、スペイン産ニンニクを受け入れたのは次の2つのバイアスが働いているんだと思います。
- 感情バイアス
- 確証バイアス
まず、「感情バイアス」っていうのは、自分の感情によって判断が歪められるバイアスのことです。
今回の場合は中国産ニンニクを買わない、っていうのはこの「感情バイアス」によって「中国野菜はヤバい!」っていう、ある意味
根拠のない感情によるもの
です。
これはもう「どんな条件でも中国産は買わない」って僕の『感情』が決めてしまっているので、もし「中国産の無農薬ニンニク」っていうのが国産よりも安く売られていたとしても買わないと思います。
それは『理屈』じゃなくて『感情』の部分だから、ですね。
で、次に「確証バイアス」です。
これは、自分が決めた判断に対して、都合の良い情報だけを集めてくるっていうバイアスのことです。
さっき説明した通り、「中国産ニンニクは何があっても買わない」のですが、それでも「国産よりも安いニンニクが欲しい」っていう欲望があったときに『スペイン産ニンニク』に出会ったわけです。
それを見た瞬間に「買う」というのを僕の中で無意識に決断しているんです。
で、その判断を正当化するような都合の良い情報を集めてくるんですね。
「安いって言っても中国産ほど安いわけじゃないし中国産より安全だろう」
とか
「スペインってEU加盟国だからそれなりの安全基準を満たしているだろう」
みたいな。
まぁこれは情報でも何でもなく、こじつけの何の正統性もないものですが…笑
それでも、僕の中でそういったバイアスが働くことで、
「スペイン産ニンニクは問題なし!」
という判断をしている、ということですね。
まぁ今回の事例が、本当にこういったバイアスによるものなのかは分かりません。
ただ、こういったバイアスとか心理的な無意識の働きがあるっていうのを、知識として持っておくと、仮説を立てられるので面白いと思います。
行動経済学の本とかを読むと色々とそういった事例なんかが出てくるのでおすすめです。
ということで今回は以上です。
ちなみに、スペイン産のニンニクに関して、こちらのサイトが詳しくまとめてくれていたので興味のある方は是非。
https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/kaigaijoho/1710_kaigaijoho02.html
当たり前ですが、スペイン産ニンニクも普通に農薬使ってる様です 笑
では。
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