自分が何かの選択をしないといけないような岐路に立っていて迷っているとします。そんな時、選択する基準として木坂氏はこんな風に教えてくれています。
これまた一見するとマッチョでストロングスタイルな思考に見えますが、もちろんこれにも論理的な理由があります。
まず、「苦しい方を選ぶ」ということは、この時点で「他の人にはできない選択をしている」ということなので、他の人らから一歩抜け出します。
当たり前ですが、ほとんどの人は楽な方が好きなので、みんなそっちを選ぶんですよね。でも自分だけは、あえて苦しい道を選ぶことで、他の人たちとは生き方が変わってくる。
それが自分のユニーク性になってくる、ということです。
さらに、苦しい方を選ぶメリットとしては、「単純にそっちの方が進化できるから」だそうです。
当たり前ですが、『楽な道』っていうのは、文字通り『楽』なわけですから、なんの障害もありません。人間や動物は何かしらの『淘汰圧』によって進化してきたといわれているので、『楽な道』を選び続けていても進化は期待できないわけです。
逆に『苦しい道』っていうのは、障害だらけで淘汰圧がかかりまくるわけなので、それだけ進化できるということになります。
木坂氏は部活に例えてこんな話をしています。
厳しい部活をやっている時は毎日「辞めたい」と思ってやっているのだけど、3年間やり通したら何かしら自分の中に残るものだ。
逆に、楽な部活はやっている時は楽なんだけど、後に何も残らない。
僕も中学と高校で死ぬほどバレーボール部でしごかれたので、この例えはよく分かります。
結局、後から振り返った時に、「あの苦しい練習に耐えられた」っていうのが自信であり財産だったりします。
「岐路に立って迷ったら苦しい方を選べ」
これから自分自身の考え方の指針ともしたいですし、もし子供たちが何かの岐路に立って悩んでいる時に、「こういう考え方もあるよ」と教えてあげたいですね。
では。