こんにちは、ゴリログ(@GoriLog)です。
最近、ネットニュースで炎上しているこの件。
GACKT「愛犬譲渡」動画炎上で釈明 犬の気持ちを蔑ろに?高まる批判に「僕のエゴです」#GACKT #ペットロス https://t.co/H8lysynr3R
— J-CASTニュース (@jcast_news) February 15, 2021
僕の中で違和感があったので、少しだけ思うところを書いてみます。
まず、この炎上案件をまとめるとこんな感じだと思います。
・GACKTの知人がペットの死によってペットロスになっていた
・その知人を元気付けるために自分の愛犬を里子に出した
・「愛犬をモノのように渡すなんて!」と大炎上
僕が感じている『違和感』っていうのがこの炎上している理由です。
もう少し具体的にいうと「犬はモノじゃない!」っていうところ。
こんな事を言うと、身も蓋もないですが、
法律上は犬は物として扱われる
んですよね。
これってあまり知られてないのかも知れませんが、あくまで法律上はそうなんです。
例えば、車を運転していて、Aさんの飼っている犬を轢いてしまったとします。
その場合、人を轢いたのと同様の罪に問われるわけではなく、Aさんの「所有物」を毀損したという『器物損壊罪』が適用されます。
つまり、今回のGACKTが知人にした行為というのは、言ってしまえば
知人を励ますために『物』をプレゼントした
っていうだけ、になります(しつこいですが、あくまで法律上は)。
んじゃーなぜこんなに炎上しているのか?
それは、受け手側が「犬は物じゃない!」っていう前提があるからです。
「犬は家族であって物じゃない」っていうのは、もちろん気持ちは分かりますが、それはその人の価値観であって人に押し付けることではないんです。
「カレーが嫌い」って言ってる人に対して、「いやカレーは国民食だから嫌いなのはオカシイ!」って批判しているのと一緒です。
僕は別にGACKTに対しては、ほぼ何の興味もないです。
新年にやってる「格付け」でどこまで連勝するか?に興味があるくらい…笑
なので、彼を擁護するつもりはないのですが、今回の彼に対する批判っていうのが、
あまりに感情にベッタリしすぎている
気がします。
とりあえず感情を一旦横に置いておくと
・知人を元気付けたいGACKT
・ペットロスで寂しい知人
がマッチングされただけの話で、お互いが幸せになったはず。
もっと言うと、里子に出されたワンちゃんも、きっと大事にされるので幸せになるはず。
これは三者(人2+犬1)の利害が一致してるので、外野の僕らが口を挟む余地は1ミリもないんですよね。
それにGACKTも、このワンちゃんを飼い出した時から、この知人に譲渡する前提で育てていたみたいだし、知人もそれを納得して受け取ってるみたいだし。
とにかく、こういう話題って感情的になり過ぎて、議論が噛み合わなくなりがちです。
10年前の東日本大震災の時に
「原発反対!」
と感情に任せて叫んでいた人たちのように…。
あれって原発是非の議論がまともに出来ないくらい、「とにかく自分原発はダメなんだ!」っていう感情に引っ張られていたと思います。
なので、とりあえず『感情』と『事実』っていうのを分けて考える、っていうが大事ですね。
ちなみに僕も昔犬を飼ってて家族同然に可愛いがっていたので、批判している人たちの気持ちは分かります。
ただ、それは「家族同然」の定義が人それぞれ違うので、人に押し付けるべき前提ではない、ってことですね。
・・・っていうのを、今回のGACKT炎上問題で感じたので書いてみました。
多分、それなり影響力のある人がこんなこと言ったら、それこそ炎上しそうですが、僕には幸か不幸かそんな影響力を持っていないので…笑
ということで今回は以上です。
何かしらの参考になれば嬉しいです。
では。
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