うちには3人子供がいて、2019年現在、上から7歳、4歳、0歳という構成です(ちなみに全員女の子)。
有難いことに全員健康で、日々スクスクと成長しております。
今は3人ともひたすらに可愛い時期なので、父親としてはただひたすらに可愛いがっています。「お父さん歯ぁみがいてぇ〜」とか言われると、自分でやらせなければ、と思いつつ、ついやってあげてしまったり…。
ただ、そんな子供たちも近い将来は、僕ら親から離れて自立していかなければなりません。高校卒業の18歳を1つの区切りとするなら、長女(7歳)にとったら後11年。
子供たちが全員寝てから、妻と子供たちの将来について話したりする中で、ある時、
「18歳になるまでに、いくら貯金してあげられるか?」
という話題になりました。
妻は3人の子供たちがそれぞれ18歳になるまでに、仮に1人に1000万円づつ貯めるとしたら、今から月に○万円貯金していって・・・
と計算した結果を話してくれました。
僕もそれを「ふむふむ…」と聞いていたのですが、途中で疑問に思ったことがあったので、こう聞いてみました。
「それって大学進学を前提として話してる?」
と。
つまり、妻は「大学に進学するための準備費用や学費のために」という前提で、「いくら貯めてあげられるか」を考えていたのです。
もちろん、僕も妻も大学に行かせてもらっていたので、普通に考えれば「大学に行かせる」というのは当然の前提だと思います。
ただ、僕自身が大学に行って得られたものを思い返してみたり、会社に入ってくる大卒の新入社員を見たりしていて思うことは、
「これからの時代に、大学を出ることに意味なんて無いんじゃなかろうか」
と。
一流大学を出ていてもポンコツなヤツはいるし、高卒でもめちゃくちゃ優秀な人もいます。
『良い大学を卒業して、良い会社に入れば、自動的に良い人生になる』っていうのは、もう大昔の話なのは多分誰もが薄々気づいていること。
ただ、自分らがそうやって生きてきたから、自分の子供たちや孫たちにも、「とりあえず大学に行きなさい」って言うしかないんですよね。
他の『良い人生』になる方法を知らないから。
現時点で、みんな「大学なんて意味無いんじゃないか…?」って薄々気づいているっていうことは、子供たちが大学に行こうとする11年後以降なんて、あからさまに大学に行くことの意味は無くなっているような気がします。
だから、僕は妻に言いました。
「大学に行かせる前提をやめた時に、18歳でいくら必要かを考えてみよう」
と。
その前提で考えてみると、お金ってそんなにいらないんですよね。僕らが話し合っても、自動車の免許を取るための30万円くらいしか出てきませんでした。
だから、僕の個人的な思いとしては、18歳になった時のために貯めてあげるんじゃなくて、
子供のうちから興味を持ったことをやらせてあげることにお金を使ってあげる
っていう方のがいいんじゃないか、と思っています。
最近でいうと、次女(4歳)がなぜか突然「サッカーがやりたい!」と言い出しました。
もう、絶対に思いつきで言ってるし、絶対に長続きしないのは分かっています。でも、妻とも話し合って、幼稚園でやっているサッカー教室に入れてやろうかと思っています。
もちろん入会金とか年会費や道具代とか、もろもろのお金はかかります。
それでも、僕は「やりたいことを、とりあえずやらせてあげる」っていうのが重要で、かかったお金は無駄にはならないと思っています。
ひょっとしたら、天性のサッカーの才能があるかもしれないし 笑
そんなお金の使い方もアリなのかな、と。
ただ、もちろん子供たちが大学受験を間近にして「どうしても大学に行きたい!」と言い出したら、しっかりと理由を聞いた上で僕らが納得すれば、借金してでも行かせてあげたいと思っています。
まだまだ答えは出てませんし、正解があるようなものでもないので、これからも妻や本人たちと対話をしながら決めて行きたいと思います。
少なくとも、「友達が行くから私も大学行く〜」ということにはならないようにはしたいな、と。
では。
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