子供のウンチが出ない便秘解消の方法を色々試した結果・・・

うちには三姉妹がいるのですが(8歳、5歳、1歳)、今まで子供の便秘には結構悩まされてきました。

特に長女が4、5歳の時にウンチが全然出ない時期があったんです。いわゆる「子供の便秘」ですね。

今思えば結構ありえないのですが、10日間くらいまともに出ないこともありました。

これには流石に僕も奥さんも心配をして「病院に連れて行こうか・・・」「いや、便秘くらいで・・・」という議論が毎日続きました。

おそらく、小さな子供を持つ方なら誰しもが経験しているはず。

ということで、今回は僕らが経験した「子供の便秘」について書いていきます。

最終的に、僕らが見つけた子供の便秘解消法についても紹介していますので、何かの参考にして頂ければ幸いです。

トイレで大絶叫する4歳児

ことの始まりは、普段はなぜか夕食の最中に「うんち〜」とトイレに駆け込む長女(当時4歳)の異変からでした。

その日も、いつものように夕食時にトイレに駆け込んで行ったのですが、中々出て来ません。心配して、僕が様子を見に行くと、顔を真っ赤にして気張っています。

どうやら、ウンチがしたくても便秘で出ない模様。

そして挙句の果てには「ギャーーー!!!」と大絶叫して泣き出してしまいました。

「そういえば、3日間くらい出ていないかも・・・」

それを見ていた妻が、「そういえば、昨日もその前もウンチ出てないかも…」と言い出しました。

3日間出ないなんて、今まで便秘を経験したことのない僕にしたら衝撃的な日数。

「なんでもっと早く言わないんだ!」

・・・なーんて妻を責められるはずもなく(気づかなかった僕も悪い)、10分くらい子供が気張っているのを応援するも結局出ず、便秘状態でその日も終わりました。

普段は大人と同じくらいのご飯の量を食べる子なので、3日間出ていないというのは相当辛いはず。

「今すぐにでも何とかしてあげたい!」そう思って、早速動き出しました。

まずは子供が便秘になる原因を調査

子供の便秘を解消するためには、その「便秘」についての知識が必要です。

便秘を引き起こす原因を知らなければ対策のしようもない。ということで、便秘について色々と調べてみました。

そしたら、やっぱり便秘で悩んでいる人って多いんですね。
便秘情報がザクザク集まってきました。

子供の便秘の原因は3つ

僕が調べた中では、便秘を引き起こす原因は主に3つでした。

その3つについて、サラッとですが解説をしていきます(専門家ではないので)。

食生活による便秘

やっぱり食生活は、一番便秘に影響を与える要因です。

だって、子供って普通に野菜とか食べないじゃないですか。だから食物繊維もあまり取れないから便秘になりやすかったりするそうです。

よくよく思い起こしてみると、確かに長女も当時あまり野菜を食べていなかったと思います。

あと、大人より汗をかくのに、うちの子供はあまり水を飲んでいませんでした。

当然ですが体内の水分が不足すれば、便にも水分が行き渡らないので、便秘にはなりやすくなります。

なので、その水分不足も便秘の原因のひとつになります。

ちなみに、便秘解消に良いとされる食品と、便秘によくない食品をまとめてみました。

【便秘によい食品例】
玄米ご飯、ソバ、海藻(昆布、わかめ、海苔、もずく)、なめこ、 枝豆、納豆、小豆、寒天、カボチャ、サツマイモ、里芋、オクラ、ゴボウ、モロヘイヤ、 ニンジン、切り干し大根、バナナ、プルーン、リンゴ、キウイフルーツ、ナッツなど

【便秘によくない食品例】
プリン、ゼリー、ケーキ、アイスクリーム、ポテトチップスなど

これを見ると、「便秘によい食品」は子供が嫌いな食べ物で、「便秘によくない食品」は子供が大好きな食べ物ばかり・・・。

そりゃ〜便秘にもなりますよね…。

ストレスによる便秘

次に、ストレスも便秘を引き起こす要因と言われています。

例えば、「上手にトイレをしなきゃ」という緊張状態では、人の交換神経が活発になり、腸の働きが鈍くなります。

なので、トイレトレーニングなどで、大人の僕らが側に立って「応援」という名のプレッシャーを与えると、便秘の原因になったりするそうです。

そうじゃなくて、いつでもリラックスしてトイレが出来る環境を整えることで、副交感神経が優位になることで、腸の動きも活発になります。

僕も、会社のトイレで上司が隣に来ると緊張しておしっこが出なくなったりします。

それと一緒ですね(多分、違う)。

運動不足による便秘

あとは、運動不足も便秘の原因になります。

便を出すには、色々な筋肉の動きが必要となります。例えば、腹筋や腸の筋肉は便を出すのに必要な筋肉です。

当然ですが、大人に較べて子供の筋肉はまだ弱いです。

これを、運動によって鍛えることで、便秘が解消されるようになります。

また、運動することでストレスも発散されて、先ほど説明したように副交感神経が優位となり、便秘が解消される可能性も高くなります。

外で遊ぶ時間がないのであれば、家の中で体操などをするのも効果的です。

まずは簡単にできる便秘解消法を試してみた

ここまで調べて、うちの子供に当てはめた時、「やはり食事によって便秘になっているんじゃないか」と考えました。

なぜなら、トイレの時にそれほどストレスも与えたこともないですし、運動も日頃からしています。

それに、先ほどの「便秘によくない食品」はよく食べていますが、「便秘によい食品」は、あまり食べていません。

ということで、まずは簡単に出来る、食事から便秘解消を狙ってみました。

野菜ジュースを飲ませてみた

まずは手取り早く、野菜ジュースを飲ませてみました。

「食物繊維=野菜」っていう安直な考えですが、間違いではないと信じて。

それに、子供も野菜は嫌いですが、野菜ジュースは喜んで飲むので、これで便秘が解消するなら、と淡い期待で飲ませてみました。

・・・ただ、その結果ですが、便秘は解消せず。

理由は後ほど解説します。

牛乳を飲ませてみた

次に、牛乳も飲ませてみました。

大人の僕たちも牛乳を飲むとお腹がゆるくなったりしますよね?その原理を利用して、子供も便通が良くなるはずだ、と信じてやってみました。

その結果・・・やっぱり便秘は解消せず…。

これも理由は後ほど解説します。

ヤクルト(ビフィズス菌)を飲ませてみた

だったら最終兵器だ!」ということで、腸内環境を整えるためにヤクルトを飲ませてみました。

「ヤクルト=ビフィズス菌」という腸によそそうな成分が含まれているため、これなら間違いないだろう、と。

結果・・・便秘は解消せず。

なぜだ。。

・・・と、途方にくれていました。

すでに子供の便秘は6日目に突入していました。コロコロと小さなウンチは出ますが、食べている量からは明らかに少ない。

なんとかしてあげたい、という気持ちばかり焦りました。

これらの便秘解消法、子供には無意味でした・・・

さらに便秘について調べていると、衝撃の事実が判明しました。

それは、

僕が子供に与えていたものは「便秘解消に意味がない」

ということ・・・。

僕と同じで、「便秘に効くだろう」と間違った知識で便秘解消をやってしまう方のために解説をします。

野菜ジュースが便秘に効かない理由

便秘解消のために食物繊維を取らせることは間違っていないです。

ただ、僕の認識が間違っていたのは、「市販の野菜ジュースには食物繊維がほとんど入っていない」ということでした。

自分たちで野菜や果物をミキサーにかけて作る野菜ジュースならまだしも、市販で売っている野菜ジュースには食物繊維はあまり期待できないようです。

なにをリサーチしていたのか、、、というくらい単純なミスでしたね。。

牛乳が便秘に効かない理由

次に、牛乳ですが、確かに大人が牛乳を飲むとお腹がゆるくなるのは事実です。

ただ、これは大人に限った話で、しかも日本人特有のものらしいです。

詳細は省きますが、子供には「乳糖分解酵素」というものが十分にあるので、牛乳を飲んでも便がゆるくなりにくいそうです。

この、「乳糖分解酵素」が大人になると少なくなり、牛乳を飲んでお腹がゆるくなる、というのが原理のようです。

つまり、子供が牛乳を飲んでも基本的には便はゆるくならないそうです(体質にもよりますが)。

ヤクルト(ビフィズス菌)が便秘に効かない理由

これには、ちょっと驚いたのですが、ヤクルトも子供の便秘には効果が薄いようです。

そもそも、ヤクルトは腸の中でビフィズス菌という善玉菌を増やすことで便通をよくする効果があります。

ただ、これは腸の中に悪玉菌が多い、大人に通用することのようです。つまり、子供の腸の中には、そもそも悪玉菌がほとんどないそうなんです。

だから、善玉菌(ビフィズス菌)を増やしても、便秘解消にはあまり意味がない、ということのようです。

子供の便秘を「根本的に」解消する方法はコレでした

なにかと遠回りしてきましたが、さらに調べて、ついに子供の便秘解消に最適な成分を発見しました(僕が発見したわけではありませんが)。

それは、

「オリゴ糖」

です。

このオリゴ糖は、先ほど説明したビフィズス菌などの善玉菌のエサになるものです。

ビフィズス菌などの善玉菌が、このオリゴ糖を食べて繁殖していくんですね。

しかもオリゴ糖は、胃や小腸で吸収されすに大腸まで届きます。

「あれ?子供の腸はすでに善玉菌が多いから、それを増やしても意味がないんじゃ?」と思われたあなた。・・・するどい。

確かに、オリゴ糖をエサにして善玉菌を増やすこと自体には、それほど意味はありません。

ただ、この善玉菌がオリゴ糖を食べる時に、乳酸や酢酸やギ酸などといった「酸」が生み出されます。

この生み出された酸によって、腸内が活性化して便が出やすくなる、というわけです。

オリゴ糖、優秀。

オリゴ糖はなにから摂れる?

では、オリゴ糖はどうやって摂取すればよいのでしょうか?

このオリゴ糖は、子供が好きなバナナやトウモロコシに含まれていますので、それらを与えてあげると効果的です。あとは、大豆にもオリゴ糖は含まれています。

うちの子はバナナが大好きなので、それが分かってから、毎日朝バナナをあげてみました。

すると、なんとか便が出るようにはなってきました。ただ、まだウンチが固そうだったので毎日続ける必要がります。

子供たちはバナナが好きなので、毎日ヨーグルにバナナを適当に切ってあげています。

一本をみんなでシェアすれば、それほど経済的な負担にもならないし、子供たちも飽きずに食べてくれています。

まとめ

ということで、「子供の便秘」について色々と書いてきましたが、何かしら参考になれば幸いです。

「オリゴ糖」っていうキーワードは耳にしていましたが、便秘に効くということは知らなかったので、これからも積極的に子供たちには与えていきたいと思っています。

やっぱり便秘で辛そうな子供をみるのは、僕ら大人も辛いですから…。

ただ、なかなか食事からオリゴ糖を摂るっていうのが難しい場合は、こんな感じの健康補助職品もあるので試してみてはいかがでしょうか。

便秘を解消するためのカイテキオリゴ

牛乳や豆乳に混ぜたら飲みやすそうですね。

ぜひ、参考にしてみてください。

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