【燻製】究極の自家製ベーコンを求めて…その2

前回の自家製ベーコン作り(その1)で、ベーコンにする肉の部位と塩を変えたところ、肉は豚バラ、塩をは普通の塩が良い、ということが分かりました。

【燻製】究極の自家製ベーコンを求めて…その1

2020年1月9日

その結果を踏まえて、今回は『塩漬け条件』と『スモークチップ』の種類を変えて違いを見たいと思います。

ちなみに、基本的な作り方は前回と同一なので、今回からは詳細な説明は省いていきます。

まず、用意した豚肉は500gの豚バラブロック。

これを、二等分して、一方は『普通の塩』で塩漬けしていきます。

ただ、前回、塩の量を4%(肉の重さに対して)にしたところ、ちょっと塩辛かったので、今回は3%にしてみます。

フォークで両面にまんべんなく穴を開け、250gの3%なので8gの塩をすり込みます。

これをジップロックに入れて冷蔵庫に保存します。

もう1つの豚肉は、さっきと同じ分量の塩、プラスローリエを追加してみます。

量はよく分からないので、とりあえず3枚分を手で粉々にして、塩と一緒に肉に刷り込んでいきます。

乾燥ローリエは、粉々にするとガラスの破片の様相を呈し、刷り込む手に突き刺さってくるので注意しましょう(僕は爪の間にぶっ刺さりました)。

そんなこんなで、これで2つめ完了。これも冷蔵庫で保存します。

保存期間は、前回の6日間に対して、今回は5日間としました。塩の量と、塩漬け期間で、豚肉の塩分量を調整します。

5日間寝かしたあとは塩抜きです。

これは、前回と同じ4時間ほど水にさらして塩抜きしました。

そして乾燥。これも前回同様の丸一日外で陰干ししました。

乾燥後のお肉はこんなこんな感じに。

いい感じに干からびています。

で、いよいよ乾燥工程なのですが、前回は『サクラのスモークチップ』で燻しましたが、今回は『ヒッコリーのスモークチップ』を使ってみます。

どうやら、ベーコンにはこっちのヒッコリーの方が一般的みたいです。

早速、庭に設置した自家製燻製器に炭を入れ、スモークチップとタコ糸で巻いた豚肉を吊します。

写真では分かりづらいですが、いい感じに煙なモクってきます。

明らかにサクラの香りとは違う煙の香りです。

ただ、どんな風に違うか?と言われると、正直よく説明できないので、「明らかに」と言いつつ勘違いかもしれません。

サクラの時と同じく、10分から15分くらいでスモークチップを交換し、合計1時間ほど燻しました。

ヒッコリーで燻したベーコン完成!!

見た目は、前回とほとんど同じ。スモークチップが違っても、燻す時間が同じだと同じ見た目になるんでしょうか。

心なしか、香りも同じような、違うような…。

とにかく、すぐにでも食べて確認したい気持ちを抑えて、冷蔵庫で1日寝かして、香りを肉全体になじませます。

1日後、薄くカットしてフライパンで炙って頂きます(もちろんビールと供に)!

・・・ウマい!!

これはめちゃくちゃウマい。塩加減は前回に比べてまろやかになってるので食べやすいし、何よりサクラチップに比べて、クセが抑えられてる気がするので、よりベーコン感が増した気がします。

ただ、思ってたほど違いがないのは、燻しすぎなのかも。市販のベーコンって、ここまで濃い色もしていないので、もう少し燻す時間を短くしてもいいのかも。そしたらもっとチップの違いが分かり易くなるような気がします。

あと、ローリエもいい仕事をしています。

ローリエ有りと無しで比較すると、有りの方が遠くで爽やかなローリエの香りを感じられます。

ただ、これも燻製が強すぎるせいか、思ったほど違いは出ず…。

とはいえ、前回からは確実にレベルアップしているので、少しづつ『究極のベーコン』に近づいている気がします。

ちなみに、ビールはもちろん、ご飯との相性も抜群なので、会社へ持っていく弁当を『自家製ベーコン丼』にしてみました。

周りからは注目されましたが(「ベーコンって作れるの?」と驚かれたり)、めっちゃくちゃ美味かったので、こんな食べ方もお勧めです。

また次回も色々試していきたいと思います!

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