【コピーライティング】読み手を想定する「ペルソナ」のすゝめ

ブログ記事でもセールスレターでも「誰に向けて書くか?」というのはとても重要です。

誰に向けて書くかによって、文章のテイストや言い回しが変わってきますので、そこがズレてしまうと最後まで読まれません。

その結果、何かの商品やサービスを紹介する場合では成約率にも影響が出ます。

コピーライティングで「誰に向けて書くか?」は、常に悩むところだと思います。

ということで、今回はコピーライティングで誰に向けて書くか悩んだ時の対処法について解説をします。

不自然な言い回し「他にいませんか?」

僕がコピーライティングを学びだした頃、ネットのセールスレターでよく見かける言葉がありました。

それは、

「この商品を欲しい人は他にいませんか?」

というものです。

さすがにまだこんな言い回しをしているセールスレターはないとは思いますが、当時は流行っていたんですよね。

この言い回しはアメリカで昔から使われていて、成約率が高かったため、日本に輸入されて使われだしたようです。

アメリカの原文だとこんな言い回しになります。

Anyone Else Wanted to be a millionaire?(他に誰か、大金持ちになりたい人はいませんか?)

アメリカと日本では文化の違いもあるし、言葉の言い回しも違います。

だから、アメリカで成約率が良いからといって、そのまま直訳して日本で通用するはずもなく、英語では良くても日本語では不自然になる場合もあるということです。。

誰かひとりを想定して書く

先ほどの文章は、言い回しが不自然という以上に問題なのが、

誰に向けて発せられているのか分からない

というものです。

ビジネスメールなどは当然ですが、メルマガやセールスレターではたった一人に向けてメッセージを伝えることが重要です。

誰に言っているか分からないメッセージは誰にも伝わりません

なぜなら、読んでいる人はほとんどが一人でその文章を読んでいるからです。

そう考えると、先ほどの「この商品欲しい人は他にいませんか?」なんて言葉は絶対に出てこないんです。

不自然ですよね?

例えば、友達としゃべっていて突然その友達に向かって「このお菓子欲しい人、他にいませんか?」なんて言ったら「・・・はぁ?」って言われて友達関係に亀裂が入ります。

誰に向かって文章を書くべきか

じゃあ、誰に向かって文章を書くべきか?というと、基本的には

具体的な読み手をイメージする

ことが大事です。

例えば、このような感じで設定します。

  • 性別:男性
  • 年齢:30代前半
  • 家族:奥さん、子供2人
  • 仕事:サラリーマンで毎日遅くまで残業
  • 趣味:音楽鑑賞、温泉旅行

ここまで細かく設定すれば、響くコピーライティングになると思います。

そうやって、読み手を想定することを、コピーライティング用語(経済学用語?)で

「ペルソナ」

と言います。

この「ペルソナ」を設定することで、文章が相手に伝わりやすくなります。

それは実際に読んだ人が上記のような特徴でなかったとしても、ボンヤリと「誰か」に向けて書かれた文章よりも響く可能性は高いです。

「ペルソナ」を思い浮かばない時には

ただ、なかなかそこまで仮想の読み手をイメージするのは難しいと思います。

そんな時、僕のお勧めは「自分の大切な人」を設定することです。

  • 奥さん
  • 子供
  • 両親
  • 親友

この辺りを設定していれば、おかしな文章にはならないはずです。少なくとも、先ほどの「他に誰か〜」もそうですし、過剰な売り込みもしないはずです。

ちなみに、このブログは実際に妻も読んでいるので、妻を想定して書いていることもありますし、将来的には子供達にも読んで欲しいので、自分の子供に向けて書く場合もあります。

そうやって、具体的な読み手を設定することで、変な言い回しもしなくなるし(できなくなるし)、何より響く文章になると思います。

まとめ:コピーライティングで重要な「ペルソナ」

ということで、この記事では「相手を具体的に設定する方法」について解説をしてきました。

相手が明確になれば、メッセージも具体的になってくるので伝わりやすくなります。ぜひ意識してください。

何かの参考になれば。

では。

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