日本国内で、『いびき』に悩んでいる人が多いのを知っています?
その数は
なんと2000万人
もいるみたいです。
これは人口の1/6以上が『いびき』で悩んでいることになります。
ただ、これは国のアンケート調査の結果。つまり、自己申告なので、実際には『いびき』で悩んでいる人はもっと多いと予想されます。
それくらい多くの人が『いびき』で悩んでいるということです。
そして僕もその一人…。
『いびき』は、自分にとっても周りの人にとっても、何一つ良いことはありません。具体的には後で説明しますが、自分も周りも不幸にするばかりです。
寝ている間に自分の健康と家族との関係性を壊す『いびき』。
そんな『いびき』の原因と改善方法について調べたので解説していきます。
「・・・ごめん、別の部屋で寝てくれない?」
もう数年前の話ですが、ある日、普通に寝ていた僕は夜中に妻に起こされます。そして、こんな一言を言われたのです。
「・・・ごめん、いびきがうるさくて眠れない。悪いけど、あっちの部屋で寝てくれない?」
妻からそんなことを言われたのは初めてでした。おそらく結婚してからずっと我慢してくれていたのでしょう。
当時は妻も働いていたので寝不足がつらくなって、打ち明けてくれました。
その時は自分の『いびき』がそんなにもうるさかったのか、、、という絶望感と、奥さんに迷惑をかけ続けいていた申し訳なさで一杯になりました。
可愛い子供の寝顔すら見れない日々…
その日以降、奥さんと子供たちはいつもの和室で寝て、僕は隣にあるリンビングに布団を引いて寝ることになりました。
子供の寝かしつけまでは一緒にいられるのですが、寝かしつけ終わって、自分が寝るときにはリビングへ向かわなければなりません。
今までは子供の寝顔を見ながら眠りについていたのに・・・。大げさかもしれませんが、何かとてつもなく悲しい気持ちになってしまいました。
「いびきごときで何で別々に寝なければいけないんだ・・・」
そう強く思うようになりました。
そんなことがあったので、なんとか『いびき』を改善したいと思い、その原因と改善方法について調べ出しました。
そもそも、『いびき』ってなんだ?
ちなみに『いびき』ってどういうメカニズムで発生しているか知っていますか?
「鼻がつまって鳴っているんじゃないか?」って思っている人が多いと思いますが、実は
『いびき』は喉の奥が鳴る
ことで発生しているようです。
空気の通り道である上気道という喉の奥が狭くなり、周辺の粘膜や粘液が詰まって音をたてるのが『いびき』です。
自分の上下の唇を少しくっつけた状態で空気を出すと「ブルルルルゥゥーー」って音がなると思います。喉の奥で同じような現象で鳴っているのが『いびき』です。
意外と知らない人が多いと思いますが、発生のメカニズムがわかると改善策も見えてきます。
いびきを引き起こす、3つの原因を公開
では、なぜ夜寝るときに喉の奥が狭くなって『いびき』が発生するのでしょうか?
単純に体質とかだったら、昼間でも気を抜いたら『いびき』が出てもおかしくないはず…。
昼間には出ずに夜だけ『いびき』が出る原因は、
どうやら「筋肉」にある
そうです。
当然ですが、昼間は僕たちの脳みそは「スイッチON状態」で活動的になっている状態です。
例えば階段を昇る時には「はい、右足出して!次は左足!」といった風に、意識はしませんが脳みそのコンピューターが筋肉に指令を送っています。
ただ、脳みそも常に働いているわけではありません。
昼間の仕事を終えて、夜寝る時には「スイッチOFF状態」となり、筋肉への指令をお休みします。。
つまり、夜寝る時には僕たちの全部の筋肉が緩んだ状態になります。それは喉の奥の空気の通り道にある筋肉も同じです。
喉の奥の筋肉は夜寝ている時には緩みます。そのことで、垂れ下がった筋肉が空気の通り道を狭くして、『いびき』というカタチで音を発生させます。
これが、夜だけ『いびき』が出る原因です。
ただ、まだ疑問として残るのが「全員いびきが出ないのはなぜ?」ってことですね。
僕は『いびき』が出るのに、妻は出ていません。喉の筋肉が弛緩して空気の通り道が狭くなるのであれば、妻も『いびき』が出てもおかしくないですよね?
実は、
『いびき』の発生にはさらなる3つの原因
があったのです。その原因を1つずつ解説していきます。
飲酒や体調によるいびき
僕はお酒を飲むのが好きで、毎晩のように晩酌をしています。それほど強くはないので、缶ビール1、2本くらいしか飲みませんが、いい感じ酔っ払ってきます 笑。
お酒を飲む人は経験があるかもしれませんが、お酒を飲んで酔っ払った時って、喉の奥がちょっと締まった感じになることがあります。ちょっとだけキュッとなって、息がしづらいような。
これが『いびき』の原因の1つです。
酔っ払ったり、風邪で体調が悪くなると
一時的に喉の粘膜が腫れます。
そうすると、寝ている時の筋肉の弛緩、プラスこの粘膜の腫れによって『いびき』が発生します。
お酒を飲んだ日は特に『いびき』には気をつけた方がいいでしょう。
肥満によるいびき
「最近、太ったからいびきがヒドくなった・・・」
そんなことを思っている人も多いはず。僕も完全にこのタイプです。
自分の中でのベスト体重が75キロくらいなのに対して、今は87キロ…。完全に太りすぎです。
で、太り出してから特に『いびき』がヒドくなった気がします(妻情報)。
「デブはいびきをかく」
というのは、何となくのイメージで語られていますが、明確に説明ができませんでした。
ただ、『いびき』について勉強するなかで明確に分かってきました。
先ほどから説明しているように『いびき』の発生メカニズムは「喉の奥の空気の通り道」が関係しています。
そうすると、
- 太ることによって喉の内側の脂肪も増える
- だから、痩せている頃に比べて空気の通り道は狭くなる
- その結果、『いびき』が発生しやすくなる
というステップにより『いびき』が発生しやすくなります。
ということは、「太っている人がお酒を飲んで寝る」っていうのは、完全に『いびき』に対してはツーアウトということですね。
加齢によるいびき
実は年を取るにつれて、段々と『いびき』も出やすくなるようです。
これ、実は加齢と共に、ある成分が体から減少しているからなんです。
その成分とは、
コエンザイムQ10(キューテン)
という成分です。
なんか聞いたことありませんか?僕は美容系のTVやCMなどで聞いたことがあったのですが、まさかコエンザイムQ10が『いびき』と関係しているとは夢にも思いませんでした。
このコエンザイムQ10は
「喉の奥の空気の通りをスムーズにしてくれる」
という働きがあるらしいです。
そのコエンザイムが実は20歳をピークにどんどん減少していっています。そのことにより、加齢と共に『いびき』が出やすくなっていたんですね。
『いびき』対策 5選
これまで、謎に包まれてきた『いびき』の原因を追求してきました。そして、なんとなくですが『いびき』の原因が分かってきました。
要するに「喉の奥の空気の通り」が『いびき』に非常に大きく関係しているってことですね。
それが分かれば、対策も色々と見えてきます。ということで、自分で出来る『いびき』対策を5つまとめましたのでご紹介します。
ダイエットする
いきなり難易度の高いのを持ってきてしまいました…笑。
ただ、やはり太っていると、どうしても喉が脂肪で圧迫されるため、『いびき』の発生に大きな影響を与えます。
これは僕も身を以て経験しているので間違いないです。
自分への戒めもこめて、「いびきを治すためにはまず痩せましょう!」と言わせて頂きます。
深酒は止める
仕事から疲れて帰ってきて飲むビールは最高ですよね。・・・分かります。
ただ、先ほども説明しましたが、あまり飲みすぎて眠るとアルコールによって喉の粘膜が腫れることで『いびき』が出やすい状態となります。
寝る直前の飲酒はなるべく控えて、スムーズに呼吸が出来る状態で眠りにつきましょう。
枕の高さを替える
枕の高さが合っていなくて『いびき』が出る人も多くいます。
あまりに高い枕で寝ると、首がグッと曲げられることで喉が詰まってしまいます。
そうなると、呼吸がスムーズに出来ないため『いびき』が出やすい状態となります。
『いびき』対策用の枕なども売られていますが、結構高いんですよね。1万円以上するのが一般的なので、どうしても手が出しづらい・・・。
そこで、個人的にお勧めなのは、
バスタオル枕
です。
これはバスタオルを重ねて枕にします。何枚か重ねていって、呼吸がしやすくて寝返りがうちやすい高さまで調整します。
これならお金もかからず今日からすぐに出来ますので、ぜひ試してみてください。
横向きで寝る
これもよく聞くと思いますが、横向きで寝ると『いびき』をかきにくくなります。
仰向きで寝ると、どうしても喉の奥が重力で落ち込んで圧迫されます。あと、舌も落ち込んでくるため『いびき』が出やすい状態となります。
横向きになることで、その圧迫を防ぐことが出来るので即効性もあってお勧めの対策です。
ただ、寝ている間は無意識なので勝手に仰向きになってしまうこともありますので、確実性は低い対策です。
テープで鼻腔を拡げる
CMなどでたまに見かける鼻に貼るテープですね。
理屈上はこれを貼ることで鼻腔を広げて『いびき』が出づらくなる、というものです。これは、鼻の通りが悪いことが『いびき』の原因になっている人にはお勧めの方法です。
薬局で数百円で手に入るので、一度試してみる価値はありますね。
まとめ:いびきの原因と改善方法
これまでお伝えしてきた対策を行えば、個人差はあると思いますがそれなりに効果はあると思います。
一応改善方法をまとめると
- ダイエットをして痩せる
- 深酒をやめる
- 枕の高さを低くする(バスタオル枕おすすめ)
- 横向きで寝る
- テープで鼻腔を広げる
これらを試すことで、ある程度『いびき』は改善されると思います。
ただやっぱり、ダイエットもそれに関係しますが
『体質を改善する』
っていうのが一番の『いびき対策』になると思います。
具体的にいうと、先ほど紹介した「コエンザイムQ10」ですね。
それが増えれば『いびき』に対しては効果的なのがわかっているので、それによる体質改善ができると、もっと『いびき』の対策が万全となっていくと思います。
今回は長くなりすぎたので、またどこかで『いびき』の救世主となりうる「コエンザイムQ10」について調べたことをお伝えできればと思います。
ということで、今回の記事が何かの参考になれば嬉しいです。
では。
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