意志力の限界

前回の記事で「習慣化」について書きましたが、何かを続けよう思った時になぜ習慣化が必要かというのを理解しておくのはとても大切です。

わたしもそうですが三日坊主に陥る人って「頑張って続けよう!」「歯を食いしばってやろう!」と思いながらやり続け、結局途中で挫折するパターンが多いんです。

「いや、頑張って続けるのが大事なんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、違うんですね。

この「頑張り」っていうのは、つまり「意志力」を使うことを意味しています。そして、この意志力っていうのは1日に使える上限があって、それが枯渇すると頑張れなくなる、というのが研究で明らかにされています。

ドラクエでいうMP(マジックポイント)みたいなものですね。ゴーレムを倒すためにベギラマを使おうと思ってもMPがなくて使えない、みたいな。

例えば、ダイエットをしようと思ったとします。

多くの人は、頑張ってご飯の量を減らして、頑張って甘いものを我慢して、頑張ってジムに通って…を続けようとします。でも、これって全部で意志力を使うので、アッという間に意志力が枯渇して、最終的にはストレスでバカ喰いしてリバウンドするのがオチです。

そうじゃなくて、ルールを決めて習慣化することが大切なんです。習慣化することで意志力を節約でき、結果として継続できるということですね。

さっきのダイエットの例でいうと、甘いものを意志力で我慢するのではなく、「甘いものを買わない」というルールを決めて習慣化すれば、甘いものを我慢するという意志力を使う必要がなくなります。

ジムで運動する場合でも「とにかくジムに行く」というルールにして、それを習慣化します。

「ジムに行く」というのがルールなので、とにかく何も考えずに行く。別に筋トレをしなくてもいいから行く、としておくと、ジムに行くことに意志力を使わなくなります。ただ、大体の場合はジムに行ったら「せっかく来たんだから」と少しは運動しますよね。

それによって、意志力を使わずに運動ができる。結果としてダイエットが成功する確率が上がるということです。

こんな感じで、意志力に頼らず習慣化することで継続することが大切なんです。

実はこのブログ記事も、「夜、風呂から出たらまずPCを起動させてノートアプリを開く」というのをルールにしています。そこに意志力は必要なく、「せっかく開いたんだし…やるか!」とスムーズに記事を書き出せるんです。

こうやって、続けたいと思うことがあれば「ルール化できないか?」「習慣化できないか?」を考えることが大切です。限りある意志力は温存し「自動でやってしまう」仕組みをつくりましょう。

では。

Twitterやってます