『キングダム 54巻 (第585〜586話)』のネタバレ&感想

前回に引き続き、キングダム54巻のネタバレ&感想を書いていきます。

第585話「雷獄」のネタバレ&感想

玉鳳隊の本陣まで十槍の後ろに隠れながら入り込んできた尭雲(ぎょううん)。流石に尭雲(ぎょううん)が来ているとは思っていなかった王賁(おうほん)は、唖然とします。

玉鳳隊の兵士たちを3、4人を一気に切り倒す尭雲(ぎょううん)。

宮康(きゅうこう)
関常隊長!

若君が・・・
本当に危ないかも

宮康(きゅうこう)が王賁(おうほん)のピンチを察して、関常(かんじょう)に伝えます。

王賁(おうほん)は十槍だけでもツラい状況なのに、そこに尭雲(ぎょううん)まで参戦してきたので、相当ヤバい状況に大追い詰められます。

取り囲まれた王賁(おうほん)を助けようと、玉鳳隊が中に入ろうとしますが、十槍に阻まれて近づくことさえ出来ません。

雷雲の兵士
”雷獄”--
武を合わせ持つ厄介な秦六将を一瞬で討つために生み出された術

尭雲様と雷雲十槍のこの囲いを受けて、生きて外に出た人間は

一人もいない

それほど、この“雷獄”という戦法は必勝ということでしょう。

王賁(おうほん)
くっ

ゴフッ

敵の必勝戦法“雷獄”によって、めった刺しにされる王賁(おうほん)。そこへ関常(かんじょう)隊が到着します。

王賁(おうほん)の隊は関常(かんじょう)の援軍に湧きますが…。

関常(かんじょう)
任せとけって
言いたいところだが・・・

いつも強気な関常(かんじょう)が若干弱気に。それだけ危険な状況というのが伝わります。

関常(かんじょう)
雷雲とかいう俺らが塞き止めていたた敵もついて来ちまってる
乱戦になるぞお前たち

だが その隙に・・・
関常(かんじょう)
若を救い出せっ

何よりもまずは、“雷獄”で十槍と尭雲(ぎょううん)に囲まれている王賁(おうほん)を助けることを優先とする関常(かんじょう)。

関常(かんじょう)


そこから脱する術は一つしかない!!

関常(かんじょう)が“雷獄”から抜けるための方法を伝えます。ただ、当然ですが王賁(おうほん)と関常(かんじょう)の間には十槍と尭雲(ぎょううん)がいるため詳しくは言いません。

ただ、「一つしかない!!」という言い方から、危険を伴うものということを察した王賁(おうほん)。

王賁(おうほん)
(たしかにっ・・・)
王賁(おうほん)
(内と外からの 一点突破!!)

長年の付き合いからか、信頼関係からか、関常(かんじょう)の作戦を王賁(おうほん)も理解します。

“雷獄”の中にいる王賁(おうほん)と、外にいる関常(かんじょう)が、それぞれ向かっていく「一点突破」の作戦。

関常(かんじょう)
囲いを抜けさえすれば、あとは俺が助ける!

来い 若っ!!

とにかく囲いを抜けさせれば、捨て身でなんとかする、という関常(かんじょう)の覚悟が感じられます。

それほど王賁(おうほん)を助けたい思いが強いんですね。

満身創痍のはずの王賁(おうほん)ですが、迫り来る十槍たちを、“龍巣”や”影龍指“などの必殺技でかわしながら関常(かんじょう)の所まで向かいます。

そして、ようやく“雷獄”を突破・・・

と思いきや、王賁(おうほん)の後ろから尭雲(ぎょううん)が襲いかかります。

それを身を呈して関常(かんじょう)が間に入り、王賁(おうほん)を逃がそうとします。

関常(かんじょう)
若っ・・・

そのまま走れェっ!!

第586話「二突きの勝負」のネタバレ&感想

ドッ!!

尭雲(ぎょううん)の一撃で、関常(かんじょう)は持っていた槍ごと吹き飛ばされます。

すかさずトドメを刺そうと、関常(かんじょう)の首を目掛けて矛を振り下ろそうとした、その時・・・

ドヒュ!!

逃げたはずの王賁(おうほん)が戻ってきて、尭雲(ぎょううん)目掛けて槍を突いてきます。

関常(かんじょう)
し…正気か若…

なぜ、愚の極みのような・・・
王賁(おうほん)
だまれ!さっさと下がれ!!

囲いが閉じる前に脱する・・・

関常(かんじょう)としては、王賁(おうほん)を逃がすことが第一優先だったことから、複雑だったのでしょう。

王賁(おうほん)としては部下を見捨てて自分だけ逃げる、という選択はなかった。それだからこそ、これほど部下に慕われるんでしょう。

ただ、再度、尭雲(ぎょううん)と対峙することになり、ピンチは続きます。

王賁(おうほん)
くっ 腕の感覚を失ってきた

もはや 全力は撃てて、あと二突き・・・

だが!二突きあれば、尭雲を討てる!!
王賁(おうほん)
全ての力を

この”龍指”に!!

この状況下で、王賁(おうほん)は尭雲(ぎょううん)の首を狙いに行きます。

王賁(おうほん)
『ズボ!!』

一突き目で、王賁(おうほん)の槍が、尭雲(ぎょううん)の右腕を貫き粉砕します。

と思ったその時、粉砕された右腕で尭雲(ぎょううん)が、

トドメの、二突き目・・・

尭雲(ぎょううん)
『ドガ!!』

王賁(おうほん)に向かって矛を振り下ろします。

地面に叩きつけられる王賁(おうほん)。

王賁(おうほん)
・・・・
関常(かんじょう)
そ…そんなバカな話が あるか若

俺のために戻って…など

そ・・・

自分のために戻ってきた王賁(おうほん)が倒されたことで、愕然とする関常(かんじょう)。

ただ、すぐに頭を切り替えます。

関常(かんじょう)
まだ終わってない!!
関常(かんじょう)
若を連れて脱出しろ お前達

若が・・・こんなところで終わるわけがない

誰もが王賁(おうほん)の死を覚悟してもまだ、関常(かんじょう)は王賁(おうほん)の生命力を信じて助け出そうとします。

雷雲の兵士
フッ 終わるよ

ついでにお前らが消えて、秦右翼も終わる

敵も完全に王賁(おうほん)を倒したと思い込んでいるため、勝利を確信している様子です。

ただ、関常(かんじょう)はまだ…

関常(かんじょう)
終わりはしない!!
関常(かんじょう)
玉鳳がここで壊滅さえしなければ、ここの勝敗は決しない!

なぜなら、秦右翼にはまだ・・・


飛信隊が残っている!!

この関常(かんじょう)の「飛信隊」という言葉に、倒れている王賁(おうほん)が「ピク」と反応します。

それに気づいた宮康(きゅうこう)や松琢(しょうたく)が王賁(おうほん)を助けに走ります。

ただ、宮康(きゅうこう)の胸に、十槍の槍が貫かれます。

・・・というところで、キングダム586話が終わります。

関常(かんじょう)にしろ宮康(きゅうこう)にしろ、身を呈して主である王賁(おうほん)を守ろうとする姿に、いつもグッときます。

他部隊からは冷たいイメージを持たれている王賁(おうほん)ですが、絶対に仲間を見捨ていないところが、これだけの部下を育てているのでしょう。

今後、王賁(おうほん)がどうなるのか、楽しみです。

キングダム面白い!

【おまけ】キングダムを”実質ほぼ無料”で読む方法

余談ですが、好きな漫画を『実質無料』で読む方法について記事にしました。

漫画『鬼滅の刃』を“実質ほぼ無料”で読む方法

2020年3月10日

この記事は『鬼滅の刃を”実質ほぼ無料”で読む方法』として解説していますが、キングダム でも使える方法なので、気になる方は試してみてください。

ちなみに、「違法サイトを活用する」とかっていうのでは全くないので安心してください。

では。

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