こんにちは、ゴリログ(@GoriLog)です。
今回は僕が勝手にメンターとして仰いでいる木坂健宣(きさかたけのぶ)氏の、『読むべき本』について言及した内容についてシェアしたいと思います。
どんな本を読めばいいか迷っている、という方の参考になれば嬉しいです。
では、早速。
「時代を超えてきた本を読め」
木坂氏の尋常ではない知識量は読書がバックボーンにある、という内容は以前別の記事でも書きました。
そんな木坂氏なので、よくセミナー受講生などから
「どんな本を読めばいいですか?」
「読むべき本はどうやって決めるべきですか?」
という質問を受けるそうです。
そんなの時には
と答えるそうです。
これは別に古い本だから良いというよりも
“良い本”だから生き残ってきた
ということです。
この“良い本“の定義っていうのはとても難しくて、”良い“という価値観は時代によって変わってきます。
ただ、どの時代も生き残ってきたということは、どの時代からも”良い“という評価を受けてきたからであって、それはつまり
普遍的な”良さ“
を、その本が内包している、と考えるわけです。
ちょっと難しい言い方ですが、要するに
どの時代の人も「イイね!」って言うんだから良いよね
ってことです(急にザックリ)。
だって、本ってボランティアで出版されているわけではないので、その時代で価値を見られなければ、すぐに絶版になるはずなんです。
それが生き残り続けているっていうのは、それだけでも一読の価値はありますよね。
なので、最近出版されたビジネス書なんかより、時代を超えてきた本の方が
”良い本“である確率は高い
ってことですね。
『学問のすゝめ』が読まれ続ける理由
そういったこともあって、僕は最近、昔の本も積極的に読むようにしています(もちろんトレンドも追っかけてはいます。最近だと『呪術廻戦』とか…?)。
で、最近読んだのが、福澤諭吉の『学問のすゝめ』です。
恥ずかしながら、何気にちゃんと読んだことがなかったので読んでみたんですが、
モノ凄いこと言ってる
んですよ、諭吉さん。
例えば、この本が書かれた明治時代って、男尊女卑が当たり前で、妾(めかけ)を作るのも珍しくはなかったんです。
それっていうのは、「妻に子供ができないから」っていうので正当化されていたのですが、それに対して諭吉さんは、
「妻を娶り、子供を生まないからと言って大不孝とは何事だ。言い逃れと言ってもあまりにひどすぎる。仮にも、人間の心を持っていれば孟子のこんな世迷い言を本気にする人はいないだろう」
と、まさかの孟子をバッサリ切り捨ててるんですね 笑
これっていうのは、今の世の中では当たり前の感覚ですが、当時からしたらかなり異端な考え方だったと思います。
でも、こうやって時代が進んで、その考え方が間違ってないって、誰もが思うからこそ残されて来たんだと思います。
時代をこえる=真理を突く内容
『学問のすゝめ』には、こうやって、その時代の風潮とかを全く考慮せず、福澤諭吉が思っていることをストレート(豪速球)に表現されていて、読んでいて痛快でした。
さっきの男尊女卑を完全否定して「人類は平等なんだ」っていう考え方も、当時は異端でも今では真理だと誰もが思っています。
こうやって『学問のすゝめ』に限らず、時代を超えてきた本っていうのは、
真理を突く内容
が多いんだと思います。
時代の風潮に流されず真理を突くから、時代に関係なく読まれ続けるんでしょうね。
まとめ:クラシックはコスパ最強
ということで、今回は「読むべき本」についてお伝えしました。
要するにクラシック(古典)と呼ばれる本っていうのは、時代の荒波を乗り越えてきたということです。
それが千円やそこらで読めるっていうのは、
コスパ最強
と言っていいと思います。
とにかく読む本に迷ったら時代を生き抜いてきた本を選べば間違いないと思います。
何かの参考になれば嬉しいです。
では。