【パワハラ体験記】実際に上司から受けたパワハラ事例とその対策方法とは?

僕はサラリーマンとして会社で働きだして、10年以上が経ちました。

その間、色々な上司の元で働きました。優しい上司もいれば、厳しく指導してくれる上司もいました。

あなたがサラリーマンであれば分かると思いますが、上司によって仕事の効率だったり、やり方は大きく変わってきます。

信頼の置ける上司の元では「よし!頑張ろう!」とモチベーションも上がりますが、クズ上司の元では「こいつの言うことなんか聞けるか…」と腐ってしまいます。

今回紹介する話は、僕が実際に受けた上司からのパワハラ体験です。

ニュースなどで「パワハラ」というキーワードは聞いていたのですが、まさか僕がターゲットになるとは・・・。

今は上司も変わって、忙しくも平穏な会社生活を送っていますが、当時は結構キツかった。。

当時の僕と同じように上司からのパワハラで悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

僕が受けた上司からの「パワハラ飯」

パワハラにも色々とあって、後から解説しますが、要するに「権力を使って部下に嫌がらせすること」をパワハラと言います。

普通のパワハラは仕事上でのミスを頭ごなしに怒鳴りつけたり、絶対に出来ないような無理難題を押し付けたりというものです。

僕もそういった系のパワハラは入社してから経験してきました。

ただ、今回紹介する僕が数年前に受けていたパワハラは、ちょっと違っていて、

昼飯をひたすら食べさせられる

というものでした。

どうやら、この上司は、「そいつがどのくらい食べるか?」で人間性を評価しているようです。

信じられないかもしれませんが、本当に僕が数年前に経験したことです

おそらく、彼なりの判断基準でやっているらしいのですが、もはやパワハラ以外の何物でもありません。

「え?そんなの余裕じゃん。パワハラでもなんでもない」

って思いました?

いやいや・・・半端じゃないんです、量が。

例えば、昼休憩になって普通に僕が社員食堂でカレーを食べて帰って来るとします。

そうすると、なぜかデスクの上にこれが乗っていたりします。

  • コンビニおにぎり:3個
  • 超大盛りペヤング:1個
  • 敷島のコッペパン:4個
  • ヤマザキのみたらし団子:3本

僕は体がデカイので、ある程度人よりも多く食べますが「さすがにこれは・・・」と思い、部長を見ると

「いいから食え!」

の一言だけ。

ふざけんな!」っていう心の声はそっと胸にしまって(サラリーマンの弱さ)、泣きそうになりながらも、昼休みの時間全てを使って食べきりました。

なんとか、その日は乗り切ったのですが、今後の不安がドッと押し寄せてきました。

終わりの見えない絶望のパワハラ地獄

案の定、次の日も、その次の日も昼ごはん後の「パワハラ飯」は続けられました。

毎回メニューは異なって、カップ麺を3個置かれている時もあれば、弁当が5個置かれていることもあります(昼ごはんを食べた後に、です)。

当然、僕もバカではないので、昼ごはんを極力抑えたりするのですが、それでもキツい・・・。

上司としては、「人間性を試す」と言っていますが、そんなのを通り越して単純に僕が嫌がっているのを面白がっているようにしか見えませんでした。

このパワハラ飯地獄がずっと続くのかと思うと、かなり精神的に追い込まれました。

そもそも「パワハラ」とは?

当時の僕はあまり「パワハラ」についての知識がなかったので、色々とパワハラについて調べてみました。

最近は会社もコンプライアンスを重視しているので、パワハラに関して調べれば、何かしらのヒントがあるのではないかと思って。

基本的には、パワハラは6種類の型に分類されるそうです。

パワハラの型①:身体的な攻撃

これは、単純に「暴力で身体的にダメージを負わされる」ことです。仕事でミスをしたからといって、殴ったり蹴ったりは当然パワハラになります。

最近、このような「身体的なパワハラ」は最近は少ないと思いますが、小さな会社とかではまだまだ問題になっているようです。

ちなみに、僕はこの「身体的なパワハラ」は経験したことはありません。

見た目がゴツいので、殴られたりはしないんですよね 笑

ただ、今回の「パワハラ飯」は、身体的なダメージもあるので、この「身体的なパワハラ」の要素もあるかもしれません。

パワハラの型②:精神的な攻撃

これがパワハラの中で一番多いんではないでしょうか。

ひたすら嫌味を言われたり、仕事のプレッシャーを与え続けて精神的に追い詰めるのが、この「精神的なパワハラ」です。

これは僕も入社以来、少なからず受けていたような気がします。

ただ、「それが仕事なんだ」と思って耐えてきたので「パワハラ」という認識はありませんでした。当然自分の悪さがあって叱られるっていうパターンもありましたので。

ちなみに、これ以降の③〜⑥も最終的には「精神的なパワハラ」につながっていきます。

パワハラの型③:人間関係を使った攻撃

これは、「自分だけ飲み会に呼ばれない」とか、「話の輪に入れてもらえない」といったものです。

要するに「仲間はずれにして攻撃するパワハラ」ですね。

かなり陰湿で、小中学生みたいですが、未だにこんなことする上司がいるんですね。

パワハラの型④:過大要求による攻撃

これは、「自分の能力以上の仕事を任されて精神的に追い詰める」といったパワハラのパターンです。

多少の能力以上の仕事は、その人の成長につながるので問題ないとは思うのですが、明らかな過大要求は攻撃でしかありません。

これも、僕は過去に受けた気がします。ただ、その時は若かったこともあり我武者羅に頑張った記憶があります。

今思えば「あ〜、あれパワハラだったかも」って感じですかね。

パワハラの型⑤:過小要求による攻撃

これは逆に、「能力よりもかなり低いレベルの仕事しか与えられない」というパターンのパワハラです。

例えば、入社10年目なのに書類のコピーしかやらせてもらえない、とか。

これはこれで辛いですよね。こういったのもパワハラに当たります。

パワハラの型⑥:プライバシーへの攻撃

これは、例えば「お前の嫁さん、めちゃブサイクだよな」とか、「お前、嫁の浮気が原因で離婚したらしいな」といったように、仕事以外のプライベートな内容で攻撃されるものです。

これも日常的にはあり得るパワハラですね。

上司としてはコミュニケーションのつもりで話しているかもしれませんが、本人が苦痛であればそれはパワハラになります。

考えられるパワハラ対策は3つ

そんな、色々な種類のあるパワハラですが、僕が考える対策を3つ紹介したいと思います。

上司からのパワハラので悩む方の参考になれば幸いです。

パワハラ対策①:訴える

これは別に「裁判所に訴える」とかっていうことではないです。

例えば、多くの企業には労働組合がありますよね?その

『労働組合へ訴える

というか相談します。

パワハラというのは会社としてのコンプライアンス違反となるので、労働組合も相談に乗ってくれて何かしらの対応をしてくれるはずです。

もし、労働組合がない会社の場合は、パワハラを受けてる上司より、さらに上の上司に相談します。

パワハラ対策②:逃げる

ただ、「訴える」なんてことしたら、余計にパワハラが過熱したり、気まづくなる可能性もあります。

そうなったら、余計働きづらいなりますよね?

そんな時は、

逃げる』

というのもパワハラ対策のひとつです。

学校のいじめ対策などでも「いじめは逃げるのが一番効果的だ」と言われています。

僕も経験がありますが、心療内科などに行って事情を説明すれば診断書を書いてくれます。それを持って、会社を何ヶ月か休業するというのも対策の一つです。

もしくは、思い切って会社を辞めてしまう

そんな上司がいる会社なんて未来は暗いので、辞めてしまうのもパワハラ対策のひとつです。

なんにせよ、パワハラで潰される前に逃げるのがいいです。

パワハラ対策③:戦う

最後、3つ目の対策ですが、「戦う」です。

これは単純にパワハラを仕掛けてくる上司に、

『真っ向から立ち向かって打ち勝つ』

ことで対策となります。

・・・とは言っても、中々そんなこと出来ませんよね?

ただ、僕は今回の「パワハラ飯」の対策として、その「戦う」を選択してみたのでその結果を紹介します。

「戦う」を選んだ結果、奇跡が・・・

パワハラをしてくる上司に対して、「戦う」を選択したところ奇跡がおきました。

なんと、

1週間ほどでパワハラがなくなった

んです。

その経緯をお話しします。

平気な顔で食べつくしました

まず、僕が上司からのパワハラにどのように「戦った」かを説明します。

最初にお伝えした通り、僕が受けているパワハラは、「ひたすら食べさせられる」というものです。

そもそも、上司としては僕が苦しんで食べている顔を見て、おそらく「征服感」を味わっていたのではないか、と仮定しました。

だったら、

「苦しい顔をしなければいいなんじゃないか?」

と対策を思いつきました。

なので、その日からどれだけパワハラ飯が置かれていようが、「お、今日もありがとうございます!」と言って、平気な顔をして食べました。

実はめちゃくちゃキツいんですが、それを一切顔に出さずに、美味しそうに食べるんです 笑

「いじめても面白くない相手」と認識される

そうすると、どうなったかと言うと、上司がちょっと不満そうなんですよね。

口には出しませんが、「もっと苦しめよ」という雰囲気をプンプン感じました。

だから、さらに量を増やされたりもしたんですが、それでも負けずに平気なふりして食べ続けました(あとでトイレで吐いたりもしていました…)。

それを一週間続けたところ「お前は引退だ」という意味不明の一言を残して、ターゲットが僕から違う人に変わったのです。

パワハラに勝った瞬間

でした。

おそらく、僕が平気な顔で食べ続けることで「いじめても面白くないな、コイツ」という認識をされ、引いていったのだと思います。

なので、対策としての「戦う」がパワハラ対策として有効であることは証明されました。

ただ、最も安全なのは「逃げる」です。

そうは言っても「そんなことできねーよ!」っていう人がほとんどだと思います。

上司に逆らったら、生きていけないのがサラリーマンですもんね。しかも、上司に勝たなければいけません。

僕も今回はたまたま「食べる」という戦いだったから勝てましたが、仕事での過大要求などをされたら戦って勝てる自信はありません。

なので、僕がお勧めするパワハラ対策は、やっぱり「逃げる」です。

先ほども言いましたが、そんなパワハラを仕掛けてくる会社なんて、長続きはしない。

・・・っていう風に自分に言い聞かせて、自分と家族を守るためにも、無理はせずに逃げましょう。

常に「逃げられる準備」をしておくことが大事

ただ、会社を辞めたり休業したり、となったら金銭的な問題が出てきます。なので、まず「逃げられる状況」を作っておくことが大事です。

まずは出来ることから準備をしておきましょう。

僕がやったのは、今のパワハラ会社をいつでも辞められるように、転職サイトへ登録しました。

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「俺は今転職活動してるんだ」

というのが、心に余裕を持たせてくれるので是非試してみてください。

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まとめ:上司からパワハラを受けた時の対処法

今回は僕が実際に受けたパワハラ事例をもとに、パワハラ対策などを解説してきました。

僕はたまたま「戦う」ことでパワハラを回避できましたが、多くの人には当てはまらない対策だったかもしれません。

なので、是非まずは誰かに相談することで、自分がピンチなことをアピールしましょう。

それでもダメならその状況から、何としてでも「逃げる」こと考えましょう。

そんな上司のパワハラで、あなたが潰されるなんて理不尽すぎます。
あなたのためにも、家族のためにも。

この記事が何かの参考になれば幸いです。

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