男性の育児休暇取得率は日本が最低?海外の取得率との差まとめ

先日、男性の育児休暇について、このような記事を投稿しました。

【体験記】男性の育休(育児休暇)取得のメリット・デメリット

2020年9月21日

改めて冷静になって読み返すと、結構大胆なことを書いてました 笑。

感情に任せて勢いよく書いたので一方的な内容にはなっていますが、でも特に間違ったことを言ってはいないと思います。

ただ、僕の思いだけで書いており、男性の育児休暇についての一般的な現状が説明されていなかったので、補足の意味も込めてこの記事を書きたいと思います。

僕が育児休暇を取得するまでの経緯まとめ

まずは前回の記事を読んでいない方のために、ザックリと内容を振り返ってみたいと思います。

僕は3人の子供を持ち、日中はサラリーマンとして働いています。妻は学校の先生を続けながら、家事と育児と仕事に追われています。

そんな時、奥さんがストレスと過労で体調を崩します。

「ヤバい!このままだと家庭が崩壊する!!」

と直感的に危機を察知した僕は、思い切って育児休暇を取得する決意をしました。

当然ですが、男性の育児休暇取得はかなり珍しいです。特に僕の会社のような体質が古い大企業ではかなり稀(まれ)。

とはいえ、「仕事と家庭、どっちが大事だ?」と自問したところ、何の迷いもなく答えは「家庭」となりました。

家族のために仕事をしているのであれば、『家族>仕事』となるのは当然のことです。なので、僕は前例のないイバラの道だと分かってはいても、育児休暇取得を強引に推し進めました。

その結果、本当に育児休暇を取得して良かったと思っています。

メリットしかない。
デメリットは皆無。

なので、育児休暇を取得しようかどうか迷っている男性の方は、思い切って育児休暇を取ったほうがいいですよ〜。

・・・という内容が前回の記事でした。

おさらいが済んだところで、早速本題である「男性の育児休暇取得率」について解説をしていきます。

日本男性の育児休暇取得率がヤバい!

「育児休暇を取るなんて本当にスゴいですね!」

当時、育休を取って復帰した時に、そんなことを良く言われました。

会社の同僚の女子社員にも言われましたし、子供が通う保育園の先生からも言われました。

そう言われると、嬉しい反面、ちょっと違和感を覚えます。何の違和感というと「なんで皆もっと、育児休暇を取得しないんだろう?」という違和感です。

もちろん、会社の仕事があるっていうのは理解できます。ただ、それは言い訳でしかないように思います。

そこで、日本の男性が育児休暇を取得している割合を調べてみました。

こちらは政府が公開しているデータです。

男性育休率推移
出典:https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/meeting/consortium/04/pdf/houkoku-2.pdf

この男性の育児休暇取得率を見ると、一番最近の平成30年で意外と高い取得率の6.16%あります。

しかも、ここ数年で急激に伸びてるし、女性の取得率とそんなに変わらないんじゃないか。

・・・って勘違いさせるグラフですが、こういった政府が出しているデータっていうのをみる時には注意が必要です。

まず、女性の取得率と男性の取得率のグラフ縦軸が女性は上限100%なのに対して、男性の方が7%になっています。パッと見、男性の取得率と女性の取得率に差がないように感じますが、数字だけをみると、女性82.2%、男性6.16%なので全く違います。

あと、育児休暇を取得した日数については、下記のような状況となっています。

男性育休取得日数
出典:https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/meeting/consortium/04/pdf/houkoku-2.pdf

男性の育児休暇を取得した日数は、取得者の半分以上(56.9%)が5日未満しか取得していません。

そんな短期間の休みを「育休取得者」としてカウントしているということです。

ちなみに僕のように3ヶ月以上の育児休暇を取得した人は、取得者のうちの4.6%程度。つまり

3ヶ月以上の育休取得者は全体の男性の0.28%しかいない

ということです(6.16%×4.8%)。

0.28%というと、1000人に2人しか育児休暇を取得していないということです(当たり前ですが)。

日本の男性が育児休暇を取りづらい理由とは?

海外の男性の育児休暇取得率に関しては後ほど解説しますが、日本の男性取得率がこれほど低い理由ってなんなんでしょう?

・・・と、ちょっと考えてみましたが、はっきり言って理由なんて明確なんですよね。

それは、

会社の雰囲気が取りづらくしてる。

これに尽きると思っています。

僕らの世代はそれほどでもないですが、僕ら30代よりも上の世代って家庭を顧みずにひたすら会社のために働いてきた世代です。日付が変わるまでの残業は当たり前だし、休日出勤も当たり前。

当然、子供と遊ぶ時間などなく、それよりも会社での仕事が優先されてきた時代の人たちです。

そんな人たちが会社の主要なポストにいれば、そりゃ育児休暇なんて取りづらいですよね…。

会社側も「男性も育児休暇を取りましょう!」とか表向きは言いながら、本心は「育児休暇なんて取ったらどうなるか分かっているだろうな?」と脅すような雰囲気が流れています。

これは、恐らく僕の会社だけではなく、どこも同じなはず。だから、男性の育児休暇取得率は6%(しかもほとんどが短期間取得)と世界の中でも最低水準なんです。

海外男性の育児休暇取得率

ちなみに、日本以外、海外の男性の育児休暇取得率もついでに調べてみました。

ただ、あまりまとまった資料が見つからなかったので主要な国だけお伝えします。アメリカと福祉大国のスウェーデンです。

  • アメリカ:20.2%
  • スウェーデン:74%

このような結果でした。

アメリカは日本の3倍の取得率ですね。やっぱり家族を大事にする国の風潮が表れた結果な気がします

スウェーデンに関しては、もうとんでもない数字です。やっぱりこういう福祉大国を日本も見習うべきですね。

恐らく会社にも国から厳しく言われているんでしょうね。「男性の育児休暇取得率を上げろ!」って。

日本男性のこれからの育児休暇取得はどうなる?

これだけ海外と日本の取得率の差を見せつけられると、ちょっと悔しい気持ちになるのは僕だけでしょうか。

だから、個人的にはスウェーデンの74%までは無理としても、アメリカの20.2%くらいまでは目指すべきな気がします。

・・・といっても、僕は政治家でも何でもないので、出来ることはないんですけどね。このブログで育児休暇の情報を流すくらいでしょうか。

僕からの提案「迷ったら取得しよう!」

ということで、今回は男性の育児休暇取得率について調べて解説してみました。

世界的に見て、日本の取得率は低いだろうな〜と予想はしていましたが、正直これほど差があるとは思いませんでした。

実際に育児休暇を取得した僕から言わせれば、迷ったら取ってみたらいいと思います。

「会社の立場が悪くなるんじゃないか?」
「昇進が遅くなるんじゃないか?」
「変な目で見られるんじゃないか?」

こんな不安があると思います。

でも、あなたが思うほど失うモノなんてなくて、得るモノが莫大であることに気づくと思います。

是非、勇気を持って育児休暇を取得してその期間だけでも全力で家族と向き合ってみてはいかがでしょうか?

ということで、今回は以上です。

何かの参考になれば嬉しいです。

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